最近、テレビでTPP問題について、様々な議論がなされてます。
「農家は優遇されすぎだ」
「農家は補助金漬けだ」
私、「農家です」
正直、悲しくなります。
確かに、補助金はたくさんあるでしょう。しかし、ほとんどの農家さんは使えてません。
高齢化の農家さんたちが、エクセルやワードを駆使して申請書を作れないんです。
作れる方は経営にさほど苦労されてないと思います。
私も国から、借入金の利息補助の申請をしたことがあります。
7ヶ月かかりました。それでいただいた利息補助金は年間17000円
世の中、そんなに甘くないです。
水産、農林業者の仕事はどんな役目なのでしょう。
お金を稼ぐためだけ?人においしいと言ってもらうため?
私が思う農家の役目は「自然環境の維持」もあると思うんですよ。
最近、手つかずで荒れてる「耕作放棄地」たくさんあります。
そのままにしておくと、猪が自然にはえてくる雑草の根っこを掘り、畑に大きな穴をつくり
そこに雨が染み込んで土砂災害になったりするんです。
そんなことに、ならないように畑を維持し、環境をまもる役割もあるんですよ。
EUなどでは、必ず地元の農家さんや酪農家さんから食材を購入するそうです。
農家がいなくなると環境にも影響してくるからです。それを理解して自然環境を守っているんです。
日本は、自給率が低いのは後継者不足や農家離れが原因です。
もっと日本国民が自分たちの国をまもる仕組みをもっと理解すれば、少々高くても国産品を購入するでしょう。