約150年続く柿農家
柳澤家がこの地で農業を始めてから約150年は経ちます。
以前は、漆栽培、米、みかんなどの栽培が主でした。しかし100年ほど前に大寒波でみかんが全滅しました。そこで寒さに強くこの地域で適している果樹はないかと探していた所、柿が抜擢されました。
富有柿については岐阜県が発祥で、その岐阜県から苗を持ち込み栽培したところ非常においしい柿が収穫できることから一気にこの西吉野地域に広まりました。
柳澤家がこの地で農業を始めてから約150年は経ちます。
以前は、漆栽培、米、みかんなどの栽培が主でした。しかし100年ほど前に大寒波でみかんが全滅しました。そこで寒さに強くこの地域で適している果樹はないかと探していた所、柿が抜擢されました。
富有柿については岐阜県が発祥で、その岐阜県から苗を持ち込み栽培したところ非常においしい柿が収穫できることから一気にこの西吉野地域に広まりました。
当園の柿の木は約2000本。
西吉野地域では300~400戸の柿農家がありますが、その中でもベスト10に入る規模です。
柿の宅配業者さんは私の作った柿を買っていただいてます。
昔から「霜が降りると柿は甘くなる」と言われてきました。
これは本当で、柿は寒くなる時期に自ら凍らないように糖度を上げるんです。
これは糖度の高い水分は凍りにくいのと同じなんです。
柿は寒さで死なないように自分で甘くなるんですね。偉い!
この特性をいかして収穫の時期を12月上旬に遅らすことにしました。
しかし柿に霜が降りると甘くなる変わりに表面が変色したり、軟化したりしてしまいます。
そこで柿に袋をかけて栽培してみました。
現在特殊な加工が施されている白い袋になったんですが、この袋にたどり着くまでいろんな事がありました。
現在、手間やコストなどがかかる為12,000個の柿に袋をかけています。
その中でもロスがある為「霜主宝」になるのはほんの数パーセントです。
手間ひまをかけ、30年経って、納得のいくブランドができた最高級の柿「霜朱宝」を、ぜひご賞味下さい。